2012/11/18

明るい道 - le chemin clair


今週は、仕事で忙しくてクタクタになりながら
週末は写真三昧。

9月末から、テンプル大学のContinuing Educationで
Art and Digital Photographyのコースで、再び写真を学んでいます。
来週末はいよいよ、というかあっという間に
そのコースの修了の合同展示会。

自分の作品をパブリックに展示するのは、
パリで写真を学んでいた11年前以来。
この一年ほどで撮りためた5作品を展示する予定です。

たくさんプリントした中からセンセーがセレクトしてくれたのは
自分で展示しようかなと思っていたのとは違った作品で
それがなんだか面白くて、嬉しくなる。

そうそう、わたし本当はこういう写真をもっと撮りたいの!
というような、どちらかといえばハッピーな作品だったから。
それらの作品は、わたしの中にある哀しみや淋しさよりも、
だれかの幸福が写っている写真のような気がして。



最近ちょっと嬉しかったエピソード。

昨年の夏まで二年間携わっていたプロジェクトで
大変お世話になっていた協力会社の方と
一年半ぶりぐらいにお目にかかる機会があった。
わたしはその年配のおじさまとのお仕事が大好きで
三郷にある工場に足を運ぶのがいつも楽しみだった。

その日、オフィスで仕事をしていると
「打ち合わせにいらしてるけど、挨拶に行く?」と
マネージャーに声をかけられて、スキップしてついていくと、
そのおじさまがおどろきの表情を浮かべる。

「ここのところね、本当についてないことばっかりだったんだよ。
でも、ここに来てマミさんに会えるなんて
僕にもツキが巡ってきたかな−。いやー嬉しいなー。」
としみじみ喜んでくれる。

なんていうか、お世辞とかいうような方ではないから
そんな年配の方に「会えてラッキー」だなんて思っていただけて
なんてありがたいんだろうって、嬉しくて泣きそうになった。
だれかにとって、そういう存在であれたら幸せだ。

そっか、わたし、少しずつ明るい道を歩けてるのかな
そんな風に思える出来事だった。

写真の中に、それが写っていたらいいな。

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