2012/03/24

2012.3.11 - 祈りの旅へ

「特急こうや号」の車窓から

はじめたばかりのブログなのに、すっかりご無沙汰してしまいました。
この一ヶ月ほど、いろいろな想いが溢れて、
言葉と写真がうまくまとまらなくなってしまったのでした。
(と、自分のためにはじめたブログなのに、なぜか言い訳してる・・・)
 

昨年の3.11から1年。
あの日の鮮烈な出来事を忘れないままに、
それぞれが、現実に向き合いながら、
それぞれの思いや不安、そして希望を抱いて過ごした月日。


一年前に震災が起こることをだれも想像できなかったように、
一年後のこの日をどんな風に過ごすことができるのか、
わたしには想像できなかった。

でも、この1年という節目の日を迎えることは、
きっと多くの人たちにとって、大切なことだったと想う。

どんな風に過ごしたいか考え、
わたしはなにかに強く引き寄せられるようにして、
日帰りで高野山へ行くことにしました。



被災した多くの方々への祈りを捧げ、
日々を平安に暮らせることを強く願いました。
そして、「今この瞬間、ここにこうしている」
ということに感謝の気持ちでいっぱいになり
森林の中を歩きながら、涙があふれました。


雪景色の金剛峯寺の境内


数日前のこと。
電車の中で、iPhoneで音楽をシャッフルして聴いていた時、
 ある曲が流れると同時に、
なにか感じるよりも先に涙が溢れるというようなことがありました。 

それは、14時46分に、
高野山のある小さなカフェで黙祷を捧げていた時に流れていた
「Sign」という曲でした。

わたしの記憶の中で、「黙祷の時間」と「Sigh」が
すっかりリンクされていたみたいで、われながら驚いた。
  心の記憶は、どこか繊細で深〜いところに残っているんだなぁ。

この日に見た景色や記憶は
 これからもずっと心の深いところに残っていく。
そんな意味深い一日でした。

来年の今頃は、多くの人がもっともっと笑顔でいられますように。



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