2012/08/26

麻布十番の犬 - Photos make me smile

September, 2008

2008年の夏はきらきら輝いていて
目に留まるすべてを写真に収めたいような気分だった頃。
先代のカメラRicoh GX100を購入したばかりで、
どこに行く時も一緒。
そんな時期に撮った一枚。

久しぶりにこの写真を見て
「幸福が写ってる」
そんな気がした。

パリへ写真を学びに行った頃、
人々が見てどこか「くすっ」と微笑んでしまうような
ユーモアとウィットのある写真を撮る
エリオット・アーウィットはわたしの憧れで
こんな写真を撮れるようになりたいと思ってた。
アーウィットのDOGSという写真集はわたしのバイブル。




今年の春頃、という親友・真希からの
さりげないメッセージに込められた気持ちが
なぜかずっと心に残っている。
「キレイだけどちょっぴり切ない写真ばかりじゃなくて
1000%元気、みたいなのも楽しみにしてる。」
ということば。

それからと言うもの、
果たして、わたしにそもそも
1000%元気みたいな時があるのだろうか?とか
元気いっぱいな時にはどんな写真を撮るだろう?とか
思ったりしている。

でも、このわんこたちの写真を見て
わたしは、人を笑顔にできる写真が撮りたかったんだ
という気持ちをふと思い出した。

幸せな時には、
写真にその幸せな気持ちが写るものだ。
わたしが笑顔なら、
きっと人を笑顔にできる写真を撮れる。

来週北京へ旅立つ友へ、
「元気な写真いっぱい撮れるようになるからね。」


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