2012/06/17

紫陽花 - le fleur de juin

2012

紫陽花の季節。梅雨の晴れ間の日曜日。
今日は道で出会う花の写真をたくさん撮った。
なので、今回はしつこいぐらい紫陽花の写真です。

2012

このところ、仕事で必要な時以外、
なぜか写真を撮れなくなってしまっていた。

そんな時『デザインをするな』という本を毎日読み返していて
宮田氏の個性論が、胸に響いて、
写真を撮りたい気持ちがふつふつと心にわいてきた。

「見ているものは、人それぞれ違う。見たものは全部自分なんです。」
「目の前を通り過ぎたものを大事にすること。自分を通り過ぎたものは、
自分にとって必要なものなんです。自分しかみえないものだと考えたほうがいい。」
(引用『デザインするな』著 藤崎圭一郎)

 なんていうか、はっとして、この言葉にとにかく元気づけられた。
疲れすぎていたり、考えすぎていたりすると、
なにが自分の個性で、なにをしていけばいいのかとか、
わからなくなってしまうことがある。
写真を撮ることも同じで、
自分の目の中に、なにも景色が入らなくなってきてしまっていたのかもしれない。

2012
 
わたしの目の前を彩るこの季節の美しい花たちは、
今のわたしにとって必要なものなんだ。

そして、撮った写真をそのままではなくて、
自分の目に映り、心に残ったときの印象で
なるべく残していこう、と
今さらながらに思うようになった。
(で、それが結構むずかしい。)

2012
鎌倉の「あさじさい寺」明月院へ母と姉と出かけた日のことを
6月になる度に思い出す。
楽しくて、笑顔に溢れた一日だった。
また行きたいね、と毎年言いながら、もう三年前も経つけど、
「また鎌倉行きたいね。」

2009


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